第48回日本超音波検査学会学術集会

第48回日本超音波検査学会学術集会

大会長ご挨拶

第48回日本超音波検査学会学術集会
大会長 小谷敦志
近畿大学奈良病院 臨床検査部

小谷 敦志

このたび、第48回日本超音波検査学会学術集会を2023年6月10日(土)~11日(日)の会期で、大阪国際会議場(大阪市)において開催する運びとなりました。

「エコー技術は、我々の永遠の誇りである」これは、私が随分前から抱いている理念です。超音波検査は、臨床の知識のみならず必要な所見を描出する技術がないと正確な診断に繋がりません。学術団体である本学会は、学術集会をはじめ多くの学術活動を開催して参りました。ところが2020年1月、にわかに世界的流行となった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が出現し、その感染拡大の観点から多くの企画が中止や延期を余儀なくされました。今まで当たり前に行っていた技術の伝承ができなくなったのと同時に、全体的な学術意欲が低下したとの声を聞くようにもなりました。第48回学術集会は、今までの悔しい想いの殻を破って大空に飛び立ち、コロナ禍で失われた時間を取り戻す起点となるべく、日本全国どこにいても地域に関係なく学ぶことができ、エコー技術者が集うことに喜びを感じるものにしたいと考えています。それを実現させるために、大会のテーマに「超音波技術は、妥協せずに時空を跳びこえて伝承し、益々飛翔する」という想いを込めました。

第48回学術集会では、2つの新たな試みを計画しています。ひとつ目は、すべての会場に超音波装置を配備し、さまざまな企画において実技を含めた内容で行うことを予定しています。これは「エコー技術」の伝承を現実化させたもので、シンポジウムや教育企画などにおいてもこの方式を採用します。ふたつ目は、一般演題を含むすべての会場で繰り広げられる内容を、①会場での視聴、②リアルライブ(一般演題を想定)、③オンデマンド配信のトリプルハイブリッドでご参加いただけるように致します。学術集会の根幹である一般演題の発表は、今までどおり会場で口演発表していただく「現地オーラル」発表に加えて、ライブでの発表が苦手な方も事前収録で発表していだけるよう「プレレコーディング」発表、また、勤務先やご自宅からでも会期中はどこにいてもweb接続によってリアルライブで一般演題を発表できる「リモートオーラル」発表も予定し、演者が自由に発表形式を選択できるように準備を進めております。これらはコロナ禍で開催された学術集会を経験したからこそ発案できた試みです。さらに、遠隔操作(走査)でエコー画像を視聴できる企画や、検査現場でエキスパートが実践する一連のエコー技術を学べる画像企画も準備を進めています。大会1日目の夕刻には、K's Fireside Chatセッションを設けます。会場に参集された方々と勤務先やご自宅で参加されている皆様が一体となって語り合いができるよう会場内の様子をリアルライブでweb接続します。

エコー技術者やそれに関わる皆様が集い、時空を飛びこえて臨場感を味わえるように鋭意準備して参ります。皆様からのご支援ならびにご参加を心よりお待ち申し上げます。

2022年6月吉日

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